当施設は国内で一般化されてる混合ワクチンの毎年接種を勧めておりません。 毎年接種による過剰免疫を防ぐため、院内でできる犬ワクチチェック(犬ワクチン抗体チェックキット)を導入し、接種ではなく毎年の抗体検査を実施しております。
このページでは、飼い主さまにもワクチンをよりよく理解していただき、しっかりした知識を身に付けていただきたく、ワクチンについて説明させていただきます。
尚、当施設は朝と夜専門の診療所になりますが、その時間帯でよろしければワクチン接種をお受けいたします。夜の接種の場合は、接種後一晩は連絡とれるようにしておきますので、安心してご利用下さい。
感染すると生命に危険を及ぼす可能性のあるパルボウイルス、アデノウイルス、ジステンパーウイルスの感染予防とケンネルコフと呼ばれるカゼに似た症状をもたらすウイルス2種の予防を行なえるワクチンです。 パルボ、アデノ、ジステンパーの予防は重要視されていることから、コアワクチン(核となるワクチン)と呼ばれています。このワクチンは一般的に持続性に優れています。
※5種と6種の違いはコロナウイルスの感染予防の有り無しです。コロナウイルスはパルボウイルスと一緒に感染すると重い腸炎をもたらしますが、パルボウイルスさえ予防できていれば、特に問題にならないため、5種と6種のワクチンは病気の予防の点では大差はありません。
上記の5種ワクチンに加えて、レプトスピラが加わったものです。レプトスピラは不活化ワクチンという持続性の短いワクチンのため、定期的な追加接種(毎年)が必要です。
※7種~9種の違いですが、レプトスピラの亜種(枝分かれした種)の数の違いになります。レプトスピラの予防という点では大差はありません。
ケンネルコフ(アデノⅡ型、パラインフルエンザ、ボルデテラ)の専門のワクチンで、注射ではなく鼻から注入して粘膜を刺激して免疫を獲得する経鼻ワクチンです。注射で入れるよりも効果が高いのが特徴です。
ワクチンの効力(抗体価)を調べることで、当施設では「犬のワクチチェック」という簡易的にコアワクチン(パルボ、アデノ、ジステンパー)の抗体価を調べるキットを導入し、抗体価チェックを実施しております。 この検査で効力陽性と判定された場合はワクチンの効果が十分残っていますので、その年のワクチン接種の必要はありません。
検査代金 5,500円 (往診料込、消費税込)
当診療所のほかに、毎週土曜日にスーパービバホーム新名取店で行っている「ペットの無料健診コーナー」でも実施しております。よろしければこちらのご利用もお願いいたします。